日本産科婦人科学会 共催セミナー実施
2024年4月19日(金)に開催された、第76回日本産科婦人科学会学術講演会にて、フェルマータが共催セミナーを開催いたしました。当日は総勢220名もの方にご聴講いただき、立ち見が出るほどの大賑わいとなりました。
第76回日本産科婦人科学会学術講演会の概要
東京大学産婦人科学講座の大須賀穣教授が会長を務める本学会は、「ともに歩む、広がる産婦人科の未来へ」をテーマにパシフィコ横浜ノースで開催されました。フェルマータは2019年の創業以来初となる参画で、聴講者である医師をはじめとする医療従事者の皆様へ、フェムテックの意義と可能性についてご紹介しました。
セミナー内容
フェルマータは、「フェムテックIoTデータがもたらす生体データのあらたな可能性」と題して、アフタヌーンセミナー5の時間を頂戴しました。座長は、東京大学大学院医学系研究科産婦人科 准教授の原田美由紀先生にお引き受けいただき、CEOのAminaが登壇しました。
未だ日本では手に取りづらい、女性の健康課題を解決するフェムテックIoTデバイスですが、世界には革新的なプロダクトが誕生しはじめています。その中の一つが、女性の「おりもの」の一部の水分量をセンシング技術によって計測し、月経周期を予測・管理するためのIoTデバイス&アプリケーション「Kegg(ケグ)」。米国ではFDAに登録されている医療機器です。
東京大学医学部附属病院と研究協力中の医療法人財団小畑会 浜田病院とフェルマータは、2021年より共同で、本プロダクトに関する臨床試研究を実施していました。今回はその結果を報告すると共に、今後の臨床医学におけるフェムテックの活用可能性を示唆するものとなりました。
医学会との連携意義
フェルマータでは、2024年2月に開催した「Femtech Fes!」でも、”フェムテック市場が拡大すると医療の現場はどう変わる”と題した展示を行いました。展示のなかで、フェムテックIoTデバイスが将来的に高齢者の医療費削減につながる可能性や、これまで病院では取得しづらかったデータが集まりやすくなる可能性を、来場者の方にお伝えしました。
今回の学会でも、そのような近い未来を予感させるような感想や質問を、日本全国から集まった聴講者の方から多数頂戴しました。
<聴講された医療従事者の方からのご感想(一部のみ抜粋)>
- 立ち見が多く、フェムテックへの関心の高まりを感じた
- 自分のクリニックでのフェムテック商品の取り扱いに関心がある
- 病院に来ないが不調を感じている女性たちへのアプローチのヒントを得た
- 実際の研究データを提示いただき興味深かった
- 必要だがなかなか取り組む人がいなかった分野であると感じた
フェルマータでは、今後も健全かつ意義あるフェムテック市場の発展のために、各界の専門家の皆さまとの連携・協力を続けてまいります。
■フェルマータの企業さま支援について
フェルマータでは、女性の健康課題を中心とした潜在市場に挑戦する企業さまを多数ご支援しています。
どんなフェーズからでもご一緒可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
fermata株式会社 ビジネスディベロップメント部: production@hellofermata.com